小さいころ、娘はいつも後部座席にいた。
保育園への送り迎え。
雨の日の買い物。
眠ってしまった娘を、起こさないように家まで連れて帰ったこともある。
少し大きくなると、座る場所は助手席になった。
学校のことを話したり、友達の話をしたり。
高校生になるころには、スマホばかり見ていて、こちらが話しかけても「うん」「別に」で終わることが増えた。
そんな娘が、免許を取った。
「今日、ちょっと一人で乗ってきていい?」
そう言って、当然のように運転席のドアを開けた。
分かっていたはずなのに、不思議な感じがした。
ついこの前まで、チャイルドシートに座らせていた気がする。
「ちゃんとミラー見ろよ」
「スピード出すなよ」
「狭い道は無理しなくていいからな」
言えば言うほど、娘は面倒そうな顔をする。
「分かってるって」
エンジンがかかる。
車がゆっくり動き始める。
その瞬間、ふと気づいた。
これまで自分は、娘を「乗せていく側」だった。
学校へ。病院へ。旅行へ。駅へ。
でも、いつの間にか娘には、自分で行きたい場所へ行ける力がついていた。
うれしい。
でも、少し寂しい。
そして、やっぱり心配だった。
車が角を曲がって見えなくなるまで、しばらくその場に立っていた。
数十分後。
スマホに短いメッセージが届いた。
「着いたよ」
たった四文字だった。
それだけで、少し肩の力が抜けた。
子どもの成長とは、できることが増えることだけじゃない。
親が少しずつ、手を放していくことなのかもしれない。
それでも、手を放すことと、何もしないことは違う。
信じて送り出すために、できる準備はしておきたい。
子どもが運転するようになったときは、自動車保険の運転者の限定を広げたり、年齢条件を引き下げたりする必要があります。
ただ、補償を広げると、どうしても保険料は大きく上がってしまうもの。
大切な子どもを守る安心は妥協したくないけれど、家計への負担もできるだけ抑えたい。
だからこそ、子どもがハンドルを握るようになったときは、補償内容と保険料のバランスを他社と見直してみる絶好のタイミングです。
同じ補償条件でも、保険会社によって保険料には大きな差が出ることも珍しくありません。
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