2025年11月24日
前回の記事では、今回取り扱う判例とドライブクラブ方式では、構造が似ているのに結論が真逆であることを読み解いた。そしてこれらを比較し、裁判所が言った会費収入と賃料収入の違いは本当に構造的な差といえるのか?それとも裁判所が結論を導くための方便なのか?
との問いを立てました。
私としては、構造的に大きな違いはなく、裁判所が一定の結論を導こうとしているのではないかと推察しています。
今回の記事では、それを、根拠づける要素を事実ベースで展開していきます。
まずは、前回申し上げたこの不自然さを説明するために、裁判所がどのように論理を変えてきたのかを時系列で追っていきます。
この時系列の変遷は、裁判所が論理の厳密性よりも被害者救済という社会的要請に応えるために、運行供用者責任の解釈を意図的に拡大していったことを強く示唆しています。
また、時系列で並べると流れは見えますが、違いの骨格はまだ直観的に掴みにくいかもしれません。
次回は比較表を通じて、「論理の骨格」と「社会的背景の呼応」を一目で理解できるように提示します。